こんにちは。私は、アトリエ光と影の代表で、プロ鉛筆画家の中山眞治です。
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筆者近影 作品「人物Ⅶ」と共に
さて、鉛筆デッサンに興味はあるけれど、どこから始めればいいのか分からないという人も多いでしょう。この記事では、初心者の人でも簡単に描ける、鉛筆デッサンのやり方を解説します。
基本的な線の描き方や陰影のつけ方、立体感を出すコツなどをステップバイステップで紹介します。難しい専門用語を使わずに、分かりやすく説明しているので、初めての人でも安心して挑戦できます。
リアルな表現ができるようになれば、鉛筆デッサンがもっと楽しくなるはずです。基本の技法から実践的なテクニックまで、一緒に学んでいきましょう。
尚、この記事に掲載している筆者の作品は、鉛筆デッサンにさらに鉛筆画としての仕上げを施したものです。^^
それでは、早速くどうぞ!
鉛筆デッサンの基本とは?初心者が知っておくべきポイント
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第1回個展出品作品 葡萄 1996 F6 鉛筆画 中山眞治
鉛筆デッサンを始める際には、基本的な知識と技術を理解しておくことが重要です。モノトーンの鉛筆デッサンは、色を使わずに表現するため、光と影の扱いが作品のクオリティーを大きく左右します。
本章では、初心者の人が知っておくべき基本的なポイントを紹介します。
鉛筆デッサンに適したモチーフの選び方
初心者の人が鉛筆デッサンを始める際には、シンプルな形のモチーフを選ことがポイントです。
例えば、りんご、コップ、ボール、白い卵、調理道具、食器類、野菜、果物などのシンプルなモチーフは、基本的な形を理解しやすく、陰影を付ける練習にも適しています。
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反射 2018 F1 鉛筆画 中山眞治
複雑なモチーフを最初に選んでしまうと、形を正確に捉えることが難しくなり、挫折しやすくなるため、シンプルなものから始めるのがベストなのです。^^
光の方向を意識した立体表現
鉛筆デッサンでは、光の方向を確認及び意識して立体感を出すことが重要です。光が当たる部分(ハイライト)と影になる部分(シャドウ)の違いを明確にし、グラデーション(階調)を丁寧に描くことで、モチーフがよりリアルに見えます。
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午後のくつろぎ 2019 F1 鉛筆画 中山眞治
また、影は単純に黒く塗りつぶすのではなく、濃淡をつけて自然なグラデーションを作ると、より滑らかな表現が可能になります。
構図を研究すべき理由とは
あなたが初めて鉛筆デッサンに取り組んだ場合には、最初に取り組む5作品ほどは、構図や色々な面倒なことは一切考えないで、楽しんで制作することが極めて重要です。
その理由は、最初からいろいろなことを考えてしまうと、手が止まってしまい挫折の原因になるからです。そのようなことよりも、あなたが楽しんで鉛筆デッサンを描くことに慣れることが重要なのです。^^
そして、あなたが5作品ほど描いて「ある程度描くことに慣れて」来られましたら、構図についても研究を始めましょう。その理由は、構図を使うことによって、作品をより見映えのする、まとまりのある作品にすることができるからです。
構図とは、先人の築き上げてきた美の構成に裏打ちされた、バランス・緊張感・力強さ・躍動感などを伝えることができる技術です。
構図は、作者とすれば作品の魅力をより一層引き出す技術である反面、観てくださる人からすれば「見映えのする」作品に仕上げるための、重要なノウハウと言えます。
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第1回個展出品作品 夜の屋根 1996 F10 鉛筆画 中山眞治
構図と聞くと、何か難しいことのように聞こえるかもしれませんが、簡単なものもたくさんありますので安心してください。まずは、構図のたくさん載っている本を一冊購入しましょう。
構図の選択は、鉛筆デッサンを成功させるためには重要な要素なので、各種構図の種類や技術を学び、継続的な練習と自身の感性を磨くことが重要になります。それは同時に、他の作家の構図の使い方を研究することにも通じてきます。
このように構図を導入できることによって、あなたの作品には観てくださる人へ「あなたの感動や強調」を伝えられることにつながります。
そして、そのような魅力的な構成の作品に仕上げることができるようになれれば、「公募展への出品」も現実的になってきます。
構図の導入は、簡単なものから順番にあなたの描きたいモチーフを組み合わせることで、次から次へとイメージが「汲めども尽きぬ泉のように」湧きあがり、モチベーションアップにもつながるでしょう。^^
構図は、あなたが制作する画面において、画面全体をバランスよく使い切り、あなたの感動や強調したいモチーフ(ここでは静物)を「より魅力的に見せるための配置」ともいえます。
構図の内容について関心のある人は、この記事の最終部分に構図に関する関連記事である、「鉛筆デッサンで初心者が風景を簡単に描くための基本構図やテクニック!」を掲載してありますので、そこで簡単な数種類の構図を確認できます。
鉛筆デッサンの構図とバランスの取り方
初心者の人が陥りやすいミスの一つが、モチーフを安易にスケッチブックや紙の中央に配置しすぎることです。画面全体のバランスを考えながら、適切な位置に配置することで、視覚的に安定した構図になります。
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第1回個展出品作品 男と女 1997 F10 鉛筆画 中山眞治
また、複数のモチーフを描く場合には、奥行きを意識して大小の対比(遠近感)をつけることで、より魅力的な作品になります。構図の段階でしっかりと計画を立てることで、完成度の高い鉛筆デッサンが描けるようになれます。
鉛筆デッサンの基本を理解することで、初心者の人でもスムーズに上達することができます。シンプルなモチーフから始め、光と影の関係を意識しながら、構図のバランスを考慮することが重要です。
リアルなデッサンを描くための線の描き方と陰影のつけ方
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林檎 2019 F3 鉛筆画 中山眞治
鉛筆デッサンでリアルな表現をするためには、線の描き方と陰影のつけ方が重要です。特にモノトーンの鉛筆デッサンでは、細かな線のコントロールと滑らかなグラデーション(階調)が作品の完成度を大きく左右します。
本章では、リアルな鉛筆デッサンを描くために意識すべき線の種類や、陰影の表現方法を解説します。
リアルな質感を表現する線の使い分け
線の描き方によって、鉛筆デッサンの印象は大きく変わります。リアルな表現を目指す際には、次のような線の使い分けを意識しましょう。
- 輪郭線は極力目立たせない:くっきりした輪郭線は、写真のようなリアルな鉛筆デッサンでは不自然になりがち。輪郭部分は、背景のトーンによって自然に浮き上がるようにする。
- クロスハッチング(縦横斜めの4方向からの交差する線)で微妙な濃淡を出す:細かい線を交差させることで、柔らかい質感や微妙な影の変化を表現できる。
- 筆圧を調整して線に強弱をつける:一本の線の中でも、強弱をつけることで、奥行きや質感が生まれる。
陰影をつける際のグラデーション技法
鉛筆デッサンでは、滑らかな陰影のグラデーション(階調)を作ることがリアルな表現のカギになります。
- ハッチング(一定方向の線を重ねる技法)とぼかし技法を組み合わせる:細かい線を重ねて陰影を作るハッチング技法に加え、ティッシュペーパー及び綿棒や指を使ったぼかしを適切に活用することで、より自然なグラデーションが可能になる。
- 光源を確認及び意識しながら影を配置する:影を適切につけることで、立体感を強調できる。影は光源の強さ、位置、角度、長さ、濃さによって変化するため、単純に濃く塗るのではなく、光と影のバランスをよく観察して調整する。
- 境界線を曖昧にする:陰影の境界がくっきりしすぎると不自然になってしまうため、滑らかに馴染ませることが大切。例えば、窓から室内に入ってくる光の境界線は、部屋の中に進むに従って淡くなるので、これらを適切に描写することでリアルに仕上がる。
質感をリアルに再現するための陰影の応用
モチーフの質感によって、陰影の描き方を変える必要があります。例えば、
- 金属のような硬い質感は、明暗のコントラスト(明暗差)を強くし、エッジ(縁)部分をシャープにすることで表現できる。
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出典画像:東京武蔵野美術学院・監修 鉛筆デッサン 石原崇 氏
- 柔らかい布や皮膚の質感は、境界線をぼかしながら緩やかなトーンの変化をつけることで、よりリアルな仕上がりになる。
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出典画像:東京武蔵野美術学院・監修 鉛筆デッサン 高沢哲明 氏
- 木や石のようなザラついた質感は、細かい点描やランダムな線を組み合わせることで、表面の凹凸を表現できる。
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リアルな鉛筆デッサンを描くには、線の描き方と陰影のつけ方を意識することが重要です。輪郭線を抑えた自然な表現、滑らかなグラデーション(階調)、モチーフごとの質感の描き分けを実践することで、よりリアルな作品に仕上げることができます。
初心者でも簡単にできる!立体感を出すデッサンのコツ
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邂逅-1 2019 F3 鉛筆画 中山眞治
鉛筆デッサンでリアルな立体感を表現するには、光の取り込み方、形の捉え方、遠近感の調整が重要です。
モノトーンの鉛筆デッサンでは色を使えないため、明暗のコントラスト(明暗差)や影の表現が鍵となります。本章では、初心者の人でも簡単にできる立体感を出すデッサンのコツを紹介します。
形を適切に捉えるための輪郭線の工夫
立体感を表現する第一歩は、適切な形を描くことです。
- 輪郭線を強く描きすぎない:実際の物には明確な輪郭はないため、線を濃く描きすぎず、柔らかい線で形を取ることがポイント。
- 最初はシンプルな形で捉える:複雑なモチーフも、円、四角形、三角形などの基本形な形の組み合わせで考えると、バランスがとりやすくなる。
- 光の当たる部分は線を薄く、影の部分はやや濃く:線の強弱を意識することで、自然な立体感が生まれる。
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第1回個展出品作品 静物Ⅱ 1997 F10 鉛筆画 中山眞治
影の位置を意識して遠近感を出す
影の描き方を工夫すると、よりリアルな奥行きを演出できます。
- 影の濃さを調整する:光源が強いと影のコントラスト(明暗差)がはっきりし、柔らかい光では影も薄くなる。この違いを意識することで、よりリアルな表現が可能になる。
- 接地部分の影をしっかり描く:モチーフの接地部分を濃いトーンで適切に描くと、モチーフがしっかりとその場所に存在しているように見える。
- 背景とのコントラスト(明暗差)を活用:背景を少し暗くすると、明るい部分が強調され、より立体感が際立つ。光と影の劇的な対比を考えるならば、特に濃いトーンをハイライトと隣り合わせたり、背景に配置する工夫も必要。
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第1回個展出品作品 ペンギン 1997 F10 鉛筆画 中山眞治
滑らかなグラデーションで自然な立体感を作る
- 鉛筆の角度を変えて塗る:鉛筆を寝かせて塗ると、均一なトーンを作りやすくなる。
- 明るい部分から暗い部分へ徐々に濃くする:グラデーション(階調)を滑らかにすると、光の自然な流れが表現でる。
- ティッシュペーパー及び綿棒や指を使わず、線の重ね方で馴染ませる:初心者の人は、細かい線を重ねて馴染ませる方が、鉛筆ならではの自然な質感を表現できる。
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第1回個展出品作品 雷神 1996 F10 鉛筆画 中山眞治
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初心者の人でも簡単に立体感を出すには、輪郭線を工夫する、影を適切に配置する、滑らかなグラデーションを作ることが大切です。基本を押さえれば、モノトーンの鉛筆デッサンでもリアルな表現が可能になります。
デッサンが上達する練習方法!毎日できるトレーニング法
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月夜の帰り道 2019 F3 鉛筆画 中山眞治
鉛筆デッサンで技術を向上するためには、継続的な練習が欠かせません。しかし、ただ描くだけでは上達できないこともあります。
本章では、モノトーンの鉛筆画を前提に、効率よくスキルを向上させるための 毎日できるトレーニング方法を紹介します。
基礎を固めるための「線の練習」
デッサンの基本は、安定した線を描けることです。日々のトレーニングに以下の練習を取り入れましょう。
- 直線を引く:定規を使わずに、同じ長さ・太さの直線を何本も描く。
- 曲線の練習:円や楕円を一定の形に整えて描くことで、滑らかな動きを習得。
- クロスハッチング(縦横斜めの4方向からの線)の練習:一定の間隔で平行線や交差する線を描き、陰影の基礎を身につける。
ポイント:力を抜いてリズムよく描くことで、線の安定感が増し、手ブレが少なくなります。
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坂のある風景Ⅰ 2019 F1 鉛筆画 中山眞治
陰影を強化する「トーンのグラデーション練習」
リアルな鉛筆デッサンには、滑らかな陰影が不可欠です。以下の方法で トーンの幅をコントロール しましょう。
- 明るいグラデーション(階調)から濃い影までの変化を描く:鉛筆の筆圧を調整しながら、段階的にトーンを変える練習をする。
- 同じモチーフで異なる光源のパターンを試す:光の方向を変えて、影のつき方を観察しながら鉛筆デッサンする。
- 背景の明暗を変えるトレーニング:白い背景と暗い背景を描き比べることで、コントラスト(明暗差)の理解が深まる。
ポイント:陰影の練習はティッシュペーパー及び綿棒や指でぼかさず、鉛筆のコントロールだけで滑らかにすることが大切です。
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蕨市教育委員会教育長賞 灯(あかり)の点(とも)る静物 2000 F30 鉛筆画 中山眞治
立体感を養う「シンプルなモチーフデッサン」
初心者の人は、複雑なものよりも シンプルな形から始める ことで、鉛筆デッサンの基礎を確実に習得できます。
- 球体・立方体・円柱を描く:立体の基本形を正確に捉えることで、複雑なモチーフへの応用がしやすくなる。
- 1日1スケッチを続ける:短時間でも毎日手を動かすことで、観察力と描写力が向上する。
- 鏡を使ったセルフデッサン:自分自身のシンプルな顔のパーツや手を描くことで、実物の構造を理解する訓練になる。
ポイント:光と影の位置を意識しながら、形の正確さを追求することが重要です。
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第2回個展出品作品 ランプの点(とも)る静物 2000 F30 鉛筆画 中山眞治
鉛筆デッサンの上達には、線の練習、陰影のグラデーション(階調)、立体感を意識したモチーフデッサン の3つを毎日のトレーニングに取り入れることが効果的です。基礎を固めながら継続的に描くことで、よりリアルな表現ができるようになれます。
鉛筆デッサンをもっと楽しむ!表現力を高めるテクニック
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予期せぬ訪問者 2019 F3 鉛筆画 中山眞治
鉛筆デッサンを上達するだけでなく、より楽しむためには、表現の幅を広げるテクニック を学ぶことが重要です。
本章では、モノトーンの鉛筆画ならではの繊細な表現を活かし、独自のスタイルを作り上げるために、具体的な方法を紹介します。
コントラストを活かして印象的な作品にする
モノトーンの鉛筆デッサンでは、色を使わずに表現するため、コントラスト(明暗差)の調整が作品の印象を大きく左右します。
- 強い光と濃い影を意識する:光が当たる部分と影になる部分の差をはっきりさせることで、画面に緊張感を持たせる。
- グレースケールの幅を意識する:黒から白までのグラデーション(階調)を意識的に描き分け、メリハリをつける。
- 暗い背景と明るいモチーフで視線を誘導する:背景を暗くすると、モチーフが引き立ち、ダイナミックな構成になる。
ポイント:ただ暗くするのではなく、光の方向を意識してコントラスト(明暗差)を自然に作ることが重要です。
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第2回個展出品作品 モアイのある静物 2000 F50 鉛筆画 中山眞治
質感を描き分ける技術を磨く
同じ鉛筆でも、描き方を変えるだけで、異なる質感を表現することができます(前掲の画像を参照してください)。
- 硬いもの(ガラス、金属)の表現:シャープな線とハイライトを強調し、コントラスト(明暗差)をはっきりつける。
- 柔らかいもの(布、皮膚)の表現:境界線をぼかしながら、なめらかなグラデーション(階調)を作る。
- 粗いもの(木、石)の表現:短い線や点を組み合わせ、質感を再現する。
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第2回個展出品作品 寂夜 1998 F10 鉛筆画 中山眞治
ポイント:モチーフごとに異なる線や影の付け方を意識することで、リアルな表現が可能になります。
独自のタッチを作り、個性を表現する
デッサンの魅力は、技術だけでなく 描く人の個性 にもあります。
- 線の太さやタッチに変化をつける:細い線で繊細な表現をするか、太い線で大胆に描くかを意識する。
- 動きを意識して描く:静止画でも、流れるような線を使うことで、モチーフに躍動感を加えられる。
- 普段と違う描き方に挑戦する:片手でクロッキーをする、逆さに描くなど、自由な発想を試すことで、新しい表現方法が見つかる。
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第2回個展出品作品 潮騒 2001 F100 鉛筆画 中山眞治
ポイント:他のアーティストの作品を参考にしながら、あなたらしいタッチを見つけることも大切です。
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鉛筆デッサンの表現力を高めるには、コントラスト(明暗差)を活かす、質感を描き分ける、個性を磨くことがポイントです。技術だけでなく、あなたなりの表現を楽しみながら、より魅力的な作品を目指しましょう。
まとめ
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邂逅-Ⅰ 2019 F3 鉛筆画 中山眞治
鉛筆デッサンで上達するためには、基本技術の理解と継続的な練習が欠かせません。以下では、初心者の人が取り組むべきポイントをまとめました。
鉛筆デッサンの基本を押さえる
- モチーフ選び:初めて取り掛かる場合には、円柱及び立方体や球体(白い卵でも良い)など、シンプルな形から始める。
- 光の方向を意識:ハイライトと影の関係を考えて立体感を出す。
- 構図とバランスを調整:モチーフの配置を工夫し、奥行きを表現する。
線の描き方と陰影のつけ方
- 輪郭線は薄く、自然に:くっきりした線ではなく、陰影で形を抜く感覚で制作する。
- グラデーション(階調)を意識:影を滑らかにすることで、よりリアルな質感を表現。
- 質感を描き分ける:金属、布、木など、異なるタッチを使い分ける。
立体感を出すためのコツ
- 輪郭線を強調しすぎない:境界を曖昧にし、自然な陰影で立体感を作る。
- 接地面の影を工夫:影の濃さを調整して、物が浮いて見えないようにする。
- グラデーション(階調)を利用:濃淡の幅を広げ、奥行きのある表現を目指す。
効率的に上達する練習方法
- 線の練習:直線や曲線を繰り返し描き、安定したコントロールを身につける。
- 陰影の練習:明るい部分から暗い部分まで、滑らかなトーンを作る訓練をする。
- 1日1デッサン:短時間でも毎日描くことで、観察力と表現力を向上させる。
表現力を高めるテクニック
- コントラスト(明暗差)を活用:明暗の差を強調し、よりダイナミック(力強い)な作品にする。
- タッチを工夫:線の太さや筆圧を変えて、独自の表現を追求。
- 動きを意識:柔らかい線や流れるような陰影で、作品に活き活きとした印象を加える。
鉛筆デッサンで上達するには、基本技術の理解と表現力の向上が不可欠です。基礎を固めながら、陰影や質感を描き分け、毎日の練習を続けることで、よりリアルで魅力的な鉛筆デッサンが描けるようになれます。
ではまた!あなたの未来を応援しています。
これらのポイントを押さえることで、モノトーンの鉛筆デッサンをより美しく仕上げることができるでしょう。