鉛筆画で初心者が簡単に風景を描くコツ:デッサンテクニック5選!

 こんにちは。私は、アトリエ光と影の代表で、プロ鉛筆画家の中山眞治です。

         筆者近影 作品「遠い約束Ⅱ」と共に

 鉛筆画で風景を描きたい初心者の人必見!この記事では、誰でも取り組みやすい風景デッサンの基本的なコツを5つのテクニックとして解説します。

 風景画は、リアリティーのある表現が求められますが、実はシンプルなポイントを押さえるだけで驚くほど上達できます。自然の中にある光と影及び線の使い方を学ぶことで、初心者の人でもプロのような仕上がりを目指せます。

 この記事では、練習に最適なモチーフ選びから、構図や遠近感の表現まで、初心者の人向けに分かりやすく解説します。風景デッサンに挑戦する第一歩として、ぜひ参考にしてください。

 それでは、早速見ていきましょう!

Table of Contents

初心者が鉛筆画で風景を描く際の重要な前提とは?

日美展 大賞(文部科学大臣賞/デッサンの部大賞) 誕生2023-Ⅱ F30 鉛筆画 中山眞治

 初心者の人が、鉛筆の風景に取り組む際には、最初から色々なことを考えないことが極めて重要です。 本章では、初心者の人が最初に取り組むべき心づもりについて解説します。

最初は楽しんで描くことに専念することが最重要課題です

 どなたでも、最初に描いた作品は、うまく描けないことが当たり前です。そのようなことよりも、あなたが描いてみたいと思える風景に、楽しんで取り組むことが最も重要です。

 多少歪んでいようが、いびつになっていようが構いません。あなたが描きたい作品を描きたいように取り組みましょう。最初から「構図及び構成や構想を練るなど」を考えてしまうと、挫折してしまうからです。^^

なかやま

筆者の場合には、絵画教室で習い始めましたが、並行して自宅でも好きなものを好きなように描いていました。

まずは5作品ほど描いてみる

 まずは、描くことに慣れることが重要なのですが、ここでいきなり戸外へスケッチへ行くことはやめましょう。その理由は、慣れていない状態で描き始めても、天候がいつも良好である保証はありませんし、気象条件は刻々と変化するからです。

 そこで、初心者の人に最適なのは、いままでに撮りためた画像及びネットからのダウンロードやスクリーンショット」で描き始めることです。

 想像してみてください。天気のあまりよくない日や、風のある日に戸外でスケッチができますか?当初から戸外でのスケッチは、初心者の人には向いていないのです。筆者も避けて通ってきました。^^ 

 あなたにオススメなのは、前述のような方法の中で、あなたが気に入った「画像」で描き始めるということです。天候や時間帯に左右されませんし、通行人に「ジロジロ」みられることもありませんよね。^^

描き進んでいくに従って、徐々に鉛筆の握り方や鉛筆の削り具合分かってくるものです。また、練り消しゴムを練って、いろいろな形状に変化させて使えることや、「消しカス」が出ない便利さにも気づけるでしょう。

制作に慣れてこられましたら構図を学習しよう

 構図とは、先人の築き上げてきた美の構成に裏打ちされた、バランス・緊張感・力強さ・躍動感などを伝えることができる技術です。

 構図は、作品にバランス及び動きやリズムを生みだすための重要な要素であり、対角線なども活用することで、作品に緊張感及び躍動感や力強さを生みだすことさえできます。

 シンプルな制作対象物を選び、陰影の工夫を取り入れることで、初心者の人でもリアルな鉛筆画の風景を描くことが可能です。あなたの自宅近くの公園及び駅や街並みなど、描きやすいモチーフから挑戦して、徐々に技術を磨いていきましょう。

 モチーフとしての風景は手掛けやすくて、また取り組んでみたくなるようなモチーフですよね。「今までに撮りためた画像及びネットからのダウンロードやスクリーンショット」は時間を気にせずに、ゆっくりと取り組めてしっかり練習できます。

 そして、鉛筆で絵を描くことは初めてでしょうが、特別なことをしているわけではないので、それほど違和感もないはずです。 難しいことではないですよね。今まで学生時代からお馴染みの筆記用具ですし、シャープペンも同じようなものですから。

 やがて、描き進んでいく内に、「何となくまとまりが悪い気がする」「どうすれば見映えが良くなるんだろう」「画面を引き立てる方法は何かないのだろうか」と、気になってくるはずです。それを解決してくれるのが構図です。

 次の筆者の作品では、黄金分割という位置に主役の「街灯」をおいて、その灯(あかり)を頂点として「中空の三角」という構図で制作しています。構図の内容については、この後で触れます。

  国際美術大賞展 マツダ賞 静かな夜 2023 F10 中山眞治 

初心者におすすめな風景デッサンにおけるモチーフの選び方

    第1回個展出品作品 サン・ドニ運河 1996 F10 鉛筆画 中山眞治

 風景デッサンを始める初心者の人にとって、モチーフ選びは重要なステップです。適切なモチーフを選ぶことで、学習効率が上がり、楽しみながら技術を向上させることができます。

 本章では、鉛筆を使ったモノトーンのデッサンを前提に、初心者の人に適した風景モチーフを選択する際のポイントを紹介します。

シンプルな構造のモチーフを選ぶ

 初心者の人には、シンプルな構造を持つモチーフが適しています。例えば、一本の樹や小さな丘、単純な形の建物などがオススメです。筆者の次の作品のように、公園のひとすみに撮りためたモチーフを組み込んだりすることでも作品にできます。

      フクロウのいる風景 2019 F1 鉛筆画 中山眞治

 これらは複雑なディテール(詳細)が少ないため、形を正確に捉える練習に最適です。また、描きやすいモチーフを選ぶことで、初めてのデッサンでも挫折せずに続けやすくなります。^^

 尚、描き始めでは、たとえそれらが実際の風景に入っていたとしても、細かい柄や模様のモチーフ描かないようにしましょう。また、咲き姿の複雑な、コスモス及びバラや紫陽花などもやめておくべきです。

なかやま

筆者は、これらの難解なモチーフは避けて通ってきました。慣れてからチャレンジすればよいのです。柄や模様のあるものは、「最初から柄や模様がない物」として描き進みましょう。^^

光と影のコントラストがはっきりした風景を選ぶ

 鉛筆画では光と影の表現が重要な要素です。そのため、明暗のコントラスト(明暗差)が明確な風景を選ぶことがポイントです。

 例えば、夕陽に照らされた樹々や、影の濃い建物の風景などは、鉛筆で陰影を表現する練習に役立ちます。このようなモチーフを通じて、光と影のバランスを理解しやすくなります。筆者の次の作品を参照してください。

      第1回個展出品作品 夜の屋根 F10 鉛筆画 中山眞治

特定のテーマにこだわりすぎない

 最初から特定のテーマにこだわる必要はありません。例えば、公園、庭、家の窓から見える風景など、身近な場所からスタートするのがオススメです。

 こうしたモチーフは観察しやすく、練習する時間を確保しやすいという利点があります。また、馴染みのある風景を描くことで、表現に対する愛着も生まれ、描くモチベーションが向上します。

 尚、実際の風景には電柱や電線があったとしても、貴方から見て素晴らしい・見映えのする風景にできるのであれば、それらを省いてしまっても良いのです。その手法を「デフォルメ」と呼び、削除・省略・つけたし・縮小・拡大など、何でもありです。

 それらの「より良い見映えにするための作業」は、どの画家でも当たり前に行っていることを記憶しておきましょう。この後に触れる「構図」との組み合わせによるモチーフの配置などについても、「あなたの都合の良いように」レイアウトすれば、構図を使い切れます。

 どうです?楽になったでしょう。この先の構図の説明部分も参照しながら、やがて手掛ける風景の構図に、どんなモチーフを組み合わせるかを考えることは、あなたにとって「至福の時間」になるはずです。^^

初心者の人がデッサンを楽しみながら成長するためには、適切なモチーフ選びが鍵となります。この記事のアドバイスを参考に、自分に合った風景モチーフを見つけて、モノトーン鉛筆画の魅力を存分に味わいましょう!

リアルな構図を作るための基本テクニック

         秋 2018 F1 鉛筆画 中山眞治

 モノトーンの鉛筆画でリアルな風景を描くには、構図作りが重要な役割を果たします。構図がしっかりしていれば、全体のバランスが取れた印象的な作品を完成できます。

 本章では、初心者の人でも取り組みやすいリアルな構図を作るための基本テクニックを紹介します。

黄金分割法を活用した構図作り

 次の筆者の作品では、黄金分割の位置に主役のモチーフである植物の芽を置き、「抜け」の部分でも黄金分割線を使い、斜線の効果及び「生と死の対比」や「明暗の対比」などを使って描いています。

     国画会展 入選作品 誕生2006-Ⅱ F100 鉛筆画 中山眞治

 尚、「抜け」とは、制作画面上で外部に抜ける部分(窓などでもOK)があると、観てくださる人に「息苦しさ」を感じさせない画面構成ができます。上の黄金分割構図基本線の中の、⑥と⑦が交差している画面右上の四角形をそのまま「抜け」にしています。

 黄金分割点(線)とは、画面の縦横の寸法に対して、それぞれ÷1.618で得られた寸法を画面の左右や上下から測って得られた寸法で分割することです。

 上の黄金分割構図基本線にあるように、画面横には左右から測って⑤と⑥、画面縦の上下から測って⑦と⑧があります。それ以外の画面の縦と横の2分割線(③と④)や対角線を2本(①と②)も引くことで、扱うモチーフ類のポジションを決めていきます。

 構図と聞くと、何か難しいことのように聞こえるかもしれませんが、簡単なものもたくさんありますので、構図のたくさん載っている本を一冊購入しましょう。

 構図の選択は、鉛筆画の作品を成功させるためには重要な要素なので、各種構図の種類や技術を学び、継続的な練習と自身の感性を磨くことが重要になります。それは同時に、他の作家の構図の使い方を研究することにも結び付いてきます。

 このように構図を導入できることによって、あなたの作品には観てくださる人へ「あなたの感動や強調」を伝えられます。そして、そのような魅力的な構成の作品であれば、「公募展への出品」も現実的になってきます。

 構図の導入では、簡単なものから順番に、あなたの描きたいモチーフを組み合わせることで、次から次へとイメージが「汲めども尽きぬ泉のように」湧きあがり、モチベーションアップにもつながります。^^

名作と言われる作品には、必ずしっかりとした構図が構築されています。

視線誘導を意識した線の暗示

 視線誘導とは、観てくださる人の目を特定の方向に導く構図テクニックです。例えば、道、川、フェンスなどの線を使うと、目線を自然に絵の中心や奥行きのある部分に引き寄せることができます。

 この技法を用いることで、絵に動きが生まれ、奥行き感を強調することが可能になります。筆者の次の作品を参照してください。見た瞬間に画面中央部のはるか向こうの景色へと視線が及ぶはずです。こんな感じということですね。

駅 2021 F6 鉛筆画 中山眞治

空間を活かした余白の使い方

 リアルな構図を作る際、余白の使い方も重要です。余白を意図的に残すことで、絵に呼吸するスペースを与え、より自然な印象を与えられます。次の筆者の作品を参照してください。

     国画会展 入選作品 誕生2016-Ⅱ F130 鉛筆画 中山眞治

 例えば、広い空や水面を画面の大部分に取り入れると、風景全体の広がりや空気感が強調できます。また、余白を活かすことで、主題が際立ち、全体のバランスが良くなります。

なかやま

リアルな構図を作るためには、これらの基本テクニックを意識して練習することが大切です。黄金分割法、視線誘導、余白の使い方を活用して、自身の作品に独自の魅力を加えましょう。

 遠近感を表現するための鉛筆の使い方

 モノトーンの鉛筆画で遠近感を表現するには、線の強弱や明暗のコントラスト(明暗差)を活用したテクニックが重要です。遠近感が加わることで、平面的な絵に奥行きと立体感が生まれ、作品の完成度が向上します。

     国画会展 会友賞 誕生2013-Ⅱ F130 鉛筆画 中山眞治

 本章では、鉛筆を使って遠近感を効果的に描き出す基本的な方法を解説します。

線の太さと濃さを変える

 遠近感を強調するためには、近い部分には濃く太い線、遠い部分には薄く細い線を使うのが基本です。例えば、手前の木や岩は輪郭をしっかりと描き、背景の山や建物は輪郭をぼかすように描くことで、自然な奥行きが生まれます。

 線の調整は、視線を自然に手前から奥へと誘導するための重要な技法です。前掲の作品でもその部分を確認できます。

なかやま

尚、画面深度の出し方をお伝えしておきます。前景を薄暗く、中景を暗く、遠景を明るくすることで、画面深度を強調することができます。これも前掲の作品を参照してください。

グラデーションを活用した明暗表現

 鉛筆で遠近感を表現する際、明暗のグラデーション(階調)を意識することが重要です。手前の物体は濃い影をつけて存在感を出し、遠くの物体は薄く淡いトーンで描くと効果的です。

 例えば、遠くの山や雲は柔らかなタッチで描くと、空気感が加わり、奥行きが際立ちます。

空気遠近法を取り入れる

 空気遠近法は、遠くの物体ほどコントラスト(明暗差)を弱め、輪郭をぼかす技法です。この方法を使うと、モノトーンの鉛筆画でも立体感と奥行きを効果的に表現できます。

 例えば、遠くの樹々や建物はぼんやりとしたタッチで描くことで、空間の広がりを感じさせることができます。また、遠景へ向かうにつれてトーンを薄くすることで、自然な遠近感を演出できます。

なかやま

これらのテクニックを取り入れることで、鉛筆画でもリアルな遠近感を表現することができます。練習を通じて、自分らしい奥行きのある作品を作り上げましょう!

光と影で風景に奥行きを与える方法

 モノトーンの鉛筆画で風景に奥行きを与えるには、光と影を効果的に使うことがポイントです。光と影を適切に配置することで、平面的な描写に立体感が生まれ、よりリアルな風景画に仕上がります。筆者の次の作品を参照してください。

国画会展 入選作品 誕生2001-Ⅱ F80 鉛筆画 中山眞治

 本章では、鉛筆を使った光と影の表現方法を初心者にも分かりやすく解説します。

光源を意識した影の配置

 描く風景の光源を明確に確認して認識することが、自然な光と影を作る第一歩です。太陽や月といった光源を意識して影を描きます。

 たとえば、光源が左上にある場合、影は物体の右下に伸びるように配置します。描くモチーフ全体の影の位置・角度・長さ・濃さが正確であれば、画面全体の奥行きが自然に感じられるようになります。

重層的な影の濃淡を作る

 影には濃淡があることを意識して、手前にある物体の影を濃く、奥にある影を薄く描きます。このテクニックは、遠近感を強調するためにも有効です。

 例えば、手前の樹の影は濃い鉛筆を使ってしっかりと描き、背景の影は薄く淡いタッチで表現することで、画面に奥行きが生まれます。

ハイライトで光を表現する

 ハイライト部分を強調することで、光の存在感を描き出せます。特に、建物や水面など反射が強い部分には、紙の白さをそのまま残すことで光の効果を最大限に引き出せます。

 また、背景に向かうにつれてハイライトの強さを徐々に抑えていくことで、遠近感をさらに際立たせることも可能です。

光と影を活用することで、風景画に奥行きと立体感を与えることができます。これらのテクニックを繰り返し練習することで、より深みのあるモノトーンの鉛筆画を完成させましょう!

簡単に始められる練習アイデアと上達のポイント

     国画会展 入選作品 誕生2014-Ⅱ F130 鉛筆画 中山眞治

 モノトーンの鉛筆画でスキルを上達させるには、楽しみながら続けられる練習アイデアが重要です。初心者の人でもすぐに取り組める簡単な方法を実践することで、描写力や観察力を効率的に向上させることができます。

 本章では、鉛筆画初心者の人にオススメな練習アイデアと、上達のポイントを解説します。

日常の身の回りにある小さな物を観察して描く

 まずは身近にある簡単なモチーフから始めましょう。例えば、樹や葉っぱ、石ころなど、形がシンプルな物を選ぶのがオススメです。

 これらを観察して描くことで、形を正確に捉える練習になります。さらに、モチーフを異なる角度から描くことで、観察力とデッサン力がさらに磨かれます。

光と影のシンプルなパターンを描く

 光と影の基本を学ぶためには、シンプルなパターンを描く練習が有効です。例えば、球体や立方体などの基本形状を描き、それに光を当てた際の影の付き方を観察します。

 この練習は、明暗の表現力を高めるだけでなく、奥行きのある描写を習得するための基礎となります。

時間を区切ったデッサンの練習

 1日10分でもよいので、短時間で素早く描くデッサンを習慣化しましょう。限られた時間でモチーフの特徴を捉える練習は、集中力と効率的な描写力を高める効果があります。

 例えば、樹や建物などの簡単な風景要素をテーマに選び、5~10分にタイマーをセットして描いてみると、繰り返しの中で確実にスキルが向上します。

 この練習では、実物を忠実に再現しようとする「クロッキー」と、印象を重要視する「ジェスチャードローイング」がありますが、最初は前者の「クロッキー」で進んでいきましょう。

 その際には、早いタッチで進んでいきますので、3Bや4Bの鉛筆で描き進んでいきます。そして、そのデッサン時のコツは、いちいち細かく練り消しゴムなどで修整しないで、たくさんの線を使って、実物に近い線を少し濃くしていくようにして、全体を描き進んでいきましょう。

 仕上がりに近づいてから、「練り消しゴム」などで線を整理する状態がベターです。5~10分という時間を有効に使って描いていくには、このような描き方になるのです。

 こまごまとした部分は省いて大きな輪郭をざっくりと捉えていきましょう。ただし、この実践時では、「あなたが完全に集中できる状態」を確保することが必要です。

なかやま

これらの練習アイデアを取り入れることで、鉛筆画を楽しみながら上達することができます。継続的な練習が鍵となるので、無理なく続けられる方法でスキルアップを目指せます!

まとめ

      国画会展 入選作品 誕生2008-Ⅱ F130 鉛筆画 中山眞治

 鉛筆画で風景を描き始めたい初心者の人に向けて、リアルな表現を目指すための基本的なテクニックを5つ以下にまとめました。

 シンプルな方法で楽しみながらスキルを向上させるためのポイントを紹介します。これらのテクニックを活用して、奥行きのある風景を描いてみましょう。

デッサンテクニック5選

黄金分割法を活用した構図作り

  • 画面を縦横黄金分割及び縦横の2分割線や2つの対角線を使って、重要な要素を交点に配置したり、画面内のそれらの基本線を暗示させる配置を行う。
  • 地平線や水平線を黄金分割線で分割することによってバランスが良くなる。

線の太さと濃さを変えて遠近感を強調

  • 手前は濃く太い線、遠くは薄く細い線で奥行きを表現。
  • 背景をぼかし、視覚的な立体感を作る。

光と影のコントラストを利用したリアリティーの強調

  • 光源を確認及び意識して影を配置。影の位置・角度・長さ・濃さに一貫性のある制作を意識する。
  • 手前を濃く、遠くを淡いトーンで描くと奥行きが生まれる。

シンプルなモチーフで練習

  • 樹及び葉っぱや石ころなど、観察しやすい身近な物から始める。
  • 異なる角度で描くことで観察力が向上する。

時間を区切ったスケッチで集中力を鍛える

  • 1日5~10分の短時間のデッサンを毎日継続。
  • 樹や建物など簡単なモチーフで、素早く特徴を捉える練習には、「クロッキー」が適している。

初心者がスキルアップするためのポイント

  • 簡単な構図とモチーフから始める:黄金分割法や単純な形状で描きやすさを重視。
  • 遠近感を意識した描写:線や影の強弱を調整して奥行きを表現。
  • 光と影を活かす:光源を確認及び意識し、濃淡をコントロールすることでリアルな仕上がりになる。
  • 練習の継続が鍵:短時間のデッサンでも繰り返すことで確実に技術が向上する。

 鉛筆画の基礎を押さえた練習を楽しみながら、自分らしい風景デッサンを完成させてみてください!

 ではまた!あなたの未来を応援しています。